バッテリー向けレーザーマーキング用途

バッテリーケースにレーザーマーキングが施されているデータマトリクスコード

バッテリーパックには、トレーサビリティのために識別する必要がある数百個のバッテリーセル、モジュール、その他の部品が含まれています。レーザーマーキングは、高速で永続的な識別子を作成する優れた手法です。レーザーマーキングされた識別子は、他の従来のマーキング方法とは異なり、熱や化学物質(電解質、冷却液、接着剤、シリコーン)などのさまざまなストレスに耐えることができます。 

レーザーマーキングは、機械で可読が可能なデータマトリクスコードでエンコードされた個々のシリアルデータを、セル、電極、ケース、バッテリーモジュール、パックにマーキングすることができます。

レーザーマーキングのメリット

  • 永続的
  • 識別子の読み取りが容易
  • 高精度かつ安定した処理結果
  • 消耗品不要
  • 低頻度メンテナンス技術
  • 環境に優しいプロセス

Laseraxのメリット

  • 切り替えの迅速化と自動化
  • 市場最速のレーザーマーカー
  • 完全なソリューション(クラス1認定レーザー安全性、ヒューム抽出、ビジョン、自動化など)
  • 高品質のハードウェアおよびソフトウェア構成部品(超高精度スキャナーを含む)

ステンレス鋼バッテリー構成部品のレーザーマーキングニッケルメッキ鋼、AL、SS材のマーキング試験

LXQおよびLXQ-HPファイバーレーザーを使用し、Laseraxは電池セル缶(ニッケルメッキ鋼、アルミニウムまたはステンレス鋼)にマーキングすることができます。以下の写真は超高速レーザーマーキングの結果です。 

以下のマーキング時間にはPLCの通信遅延が含まれるため、マーキング動作の実際のパーツ間のタクトタイムを表しています。

 

ステンレス鋼のマーキング時間

マーキング 50W 100W 200W 300W
16x16DMC
(3x3mm)
250ms
(240部品/分)
160ms
(375部品/分)
110ms
(545部品/分)
100ms
(600部品/分)
22x22DMC
(4x4mm)
400ms
(150部品/分)
240ms
(250部品/分)
170ms
(352部品/分)
140ms
(428部品/分)