コンベア式レーザークリーナー
自動コンベア設備は、コンベア上を移動(オンザフライ技術)、またはコンベアが停止している間に部品から汚染物質を迅速に除去するように設計されたインラインレーザークリーナーです。信頼性の高い高精度なクリーニング処理が必要な場合や、高価な消耗品やメンテナンスに代替手段を探している場合に最適です。
レーザー表面処理再現可能で、組み込み型オートフォーカスシステムは±70mmの部品位置変化を許容します。す。この完全自動レーザークリーニングおよびテクスチャリング機は、発生源の汚染物質を捕捉する強力なヒューム抽出システムも搭載しているため、高い処理再現性を維持しています。
コンベア式クリーニング機のメリット
信頼性の高いレーザークリーニングプロセス
コンベア上の部品には様々な形状があるため、位置決めの再現性に欠ける場合があります。独自の3Dプロファイリングオートフォーカスシステムにより、各部品の機器パラメーターを自動調整し、完全なレーザークリーニング処理を実現します。
360度処理
コンベア式クリーニング設備は、設備内を移動する部品のすべての側面をクリーニングすることができます。レーザー処理する部品の形状に応じて、搭載している複数のレーザーヘッドを駆使して、部品全体をカバーすることができます。
完全なカスタマイズソリューション
コンベア式クリーニング設備は、お客様の仕様に応じて完全にカスタマイズできます。使用中のコンベアの寸法に合わせてサイズを変更するだけでなく、必要に応じてレーザーヘッドを移動させるガントリー装置を取り付けることもできます。当社の映像(ビジョン)システムでは、処理面の品質管理の組み込みも行うことができます。
高度なヒューム管理
組み込み型ヒューム管理システムは、プロセスの安定した品質と作業環境の安全性を確保します。カスタマイズされたノズル構成に加えて、抽出ユニット内の温度と流れを継続的に監視して問題を検出し、従業員にとって100%安全な作業を保証します。
非常に過酷な環境向けに設計
コンベア式クリーニング設備は、最低でも10年以上安心してお使いいただけるように設計されています。非常に過酷な産業環境でも24時間365日で稼働することができます。温度管理されたIP-54電気キャビネットとAllen BradleyまたはSiemens製PLCを搭載しています。
最先端の専門知識
当社のエキスパートチームは、お客様の用途に合わせてレーザーパラメーターとマシン構成を最適化します。クリーニングとテクスチャリングのニーズに応じて、お客様に合わせた最適な品質と効率のレーザー処理を提供します。
クラス1レーザー安全評価
安全は決してオプションではありません。ターンキーソリューションとして、この自動機器は国際的なレーザー安全基準に準拠しています。そのため、個人用保護具を必要とせず、100%安全な作業環境を構築することができます。
レーザー機器のオプション
レーザー出力
本機器は、20Wから500Wまでの出力調整が可能なファイバーレーザーを備えています。出力が高いほど表面処理速度が上昇するため、より厳しいサイクルタイムへの対応が可能になります。
ダイナミックオートフォーカス
当社のオンザフライオートフォーカスシステムでは、コンベア上を移動しながら、速度を落とすことなくさまざまな形状やサイズの部品をクリーニングしテクスチャリングすることができます。
ガントリーシステム
レーザーヘッドをガントリーシステムに取り付けると、3本の直線軸に沿って移動させることができます。こうして1つのレーザーヘッドで複数のエリアや、より広範囲の表面をクリーニングしテクスチャリングすることができます。
X-Y映像システム
映像(ビジョン)システムは、コンベア上での部品の位置変化が大きすぎる場合に、レーザーの視野を超えた部品の位置を特定します。その後、レーザーヘッドを(ガントリーシステムを使用して)適切な位置に移動させ、表面処理を行います。
HMIコントロールパネル
標準のHMIコントロールパネルから、機器の近くでレーザーパラメーターに直接アクセスできます。可能になること:
- レーザーパラメーターを設定する
- 手動操作モードを入力して検証テストを実行する、またはレーザーを較正する
- システムの状態や動作モードなどの情報を表示する
HMIにカスタム機能を追加する場合は、当社にお問い合わせください。
クリーニング品質検証
さまざまな角度に配置した複数のカメラが、各作業後にクリーニング結果を検証するため、必要に応じて表面が十分にクリーニングされていることを確認できます。
機器のオプションの詳細については、Laseraxのエキスパートにお問い合わせください。
技術仕様
カテゴリー | 仕様 |
---|---|
レーザー出力 | 20W、30W、50W、100W、200W、300W、500W |
レーザーの種類 | イッテルビウム添加ファイバー |
波長 | 1064nm |
レーザー光源MTBF(平均故障間隔) | 100,000時間 |
レーザー処理 | レーザークリーニング、レーザーテクスチャリング |
標準的な重量 | 660kg |
冷却装置 | 空冷 (20W~300W)、水冷(500W) |
出力要件 | 120V、230V、240V / 15~40AMP |
消費電力 | 1.5kW~5.8kW |
作動温度 | 10°C~45°C |
通信 | イーサネット/IP、PROFINET、 PROFIBUS |
複数部品のクリーニング | 静止している部品または可動部品に対して角度45°で処理可能です。 |
部品の最大寸法 | 適合可能 |
部品素材 | アルミニウム、亜鉛、マグネシウム、鋼、鉄(すべて金属) |
部品の位置決め許容範囲 | クリーニング:+/- 3mm(オートフォーカスで+/- 70mm) テクスチャリング(マーキング):+/- 1mm(オートフォーカスで+/- 30mm) |
一般寸法(W x D x H) | 1000 x 1400 x 2200mm 設備は、既存のコンベアの寸法に合わせて大きさの調整ができます。 |
用途
コンベア式クリーナーは、金属表面から錆、酸化物、塗料などのさまざまな汚染物質を除去(レーザークリーニング)するだけでなく、その後の製造工程(レーザーテクスチャリング)の前の、表面のテクスチャリングにも設定することができます。
お問い合わせリモートサポートにより不要なダウンタイムを回避
現場またはリモートでのサポートが必要な場合は、当社のエンジニアとレーザーエキスパートが問題の原因を迅速に特定し、生産オペレーションが稼働していることをすぐに確認します。レーザー機器のリモート機能により、リモートサポートは安全でいつでも利用することができます。